ダックスフントの人気毛色とは?黒、白、クリーム、チョコタン?

ダックスフントの人気毛色とは?黒、白、クリーム、チョコタン?

ダックスフントはとても毛色の種類の多い犬種です。しかし、ジャパンケネルクラブによって犬種スタンダードで認定されているカラーは多くありません。黒、白、クリーム、チョコタンと呼ばれるチョコレート&タンの毛色は認定されたカラーなのかご説明します。

ダックスフントの毛色の種類とは?

ダックスフントの毛色はどのくらい種類があるのでしょうか?ペットショップなどにはレアカラーと呼ばれる珍しい毛色の子も売られていますね。

定番のカラーと言われるブラック&タン、レッドはダックスフントを代表するカラーです。毛質によって特別なカラーが存在します。ワイヤーヘアーのイノシシ色と枯葉色です。

スムースヘアーとロングヘアーのカラーは同じ種類となっています。

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2018年12月30日

ジャパンケネルクラブの犬種スタンダード

ジャパンケネルクラブでは、犬種スタンダードという設定があります。そこで認定されていないカラーは血統書のカラーの欄に×印が記載されます。

人気によりレアカラーと呼ばれる珍しいカラーを生みだそうとする繁殖行為にブレーキをかける事が目的と思われますが、ダックスフントは認定外カラーがとても多いです。

認定外とされているカラーは以下の通りです。

  • ブラック
  • ブラック&ホワイト
  • ブラック,タン&シルバー
  • ブラック,タン&ホワイト
  • ブルー
  • ブリンドル&シルバー
  • ブラウン
  • チョコレート
  • チョコレート&ホワイト
  • チョコレート・ダップル&ホワイト
  • クリーム&ブラック
  • ダブル・ダップル
  • ゴールド&ホワイト
  • ゴールド,ダップル&シルバー
  • イザベラ
  • イザベラ・ダップル&ホワイト
  • パイボールド記載
  • レッド&ホワイト
  • レッド・ブリンドル&ホワイト
  • レッド・ダップル&ホワイト
  • シルバー・ダップル&ホワイト
  • ホワイト
  • ホワイト&チョコレート・ダップル

筆者もペットショップで黒一色のダックスフントに出逢ったことがあります。とても可愛い子犬でしたが、上記の通りでブラックはジャパンケネルクラブの犬種スタンダードでは認定外カラーとなっています。

同じく白一色のホワイトも犬種スタンダードの認定外となっています。認定外ではありますが、ネット販売などではダックスフントのホワイトを見かけます。

ダックスフントのカラー

ここでご紹介するカラーは、犬種スタンダードとして認定されているカラーです。

単色カラー

単色カラーとは、身体を覆う毛が1色で構成されているダックスフントを指しています。色の種類はレッド、イエローと赤みがかったイエローのレディッシュ・イエローです。

この単色カラーには1色の毛色に黒い毛が混ざるシェーテッドと呼ばれる毛色も含まれます。

シェーテッドはレッドなどの毛色の耳の先やしっぽの一部、背中など部分的に黒い毛が混ざります。筆者の飼っているレッドのダックスフントも耳の先や背中に黒毛が入っていますが、血統書ではレッドと表記されています。

鼻と爪の色は黒で、レッドブラウンも許容されていますが望ましくないとされています。

2色カラー

単色カラーの決まった場所に斑が入るカラーです。

ブラックの毛色にタン又はイエローが入っているブラック&タン、ブラック&イエローとブラウン(チョコレート色)の毛色にタン又はイエローが入っているブラウン&タン、ブラウン&イエローです。

ジャパンケネルクラブではブラウンと表記されて説明されていますが、このブラウン&タンがチョコレート&タンの事です。ブラウン&イエローはチョコレート&イエローの事になります。

この場合の斑の入る場所は決まっていて、目の上、マズルから下唇の側面、耳朶の縁の内側が頭部分のタンの箇所です。体では胸部分、足の内側や上、尻尾の下部分などにタンが入ります。

また、ブラック&タンは鼻や爪の色は黒色、ブラウン(チョコレート)&タンは鼻や爪の色が茶色とされています。

不規則な場所に斑が入るのは二色カラーとは認められません。全体的に斑が入るのではなく、ポイントで決まった所にタンやイエローの斑が入るものが2色カラーです。

その他のカラー

ベースの色に斑模様が入るダップル、縞模様が入るブリンドルが認められています。

ダップルはベースの色はブラック&タンで、そこにグレーやベージュの斑模様が入ります。斑はあまり大きい物は望ましくないそうです。ダップルの斑の位置に指定はありません。

ブリンドルはレッド又はイエローのベース色に濃い縞模様が入っています。ダップルもブリンドルも鼻や爪の色は単色、二色カラーと同じように判断されていますその際の基準になるのはベースの色です。

ダックスフントのクリームについての変更

以前はダックスフントの単色カラーは、レッド、レディッシュ・イエロー、イエロー(クリーム)と表記されていましたが、2017年1月1日付けで、クリームはスタンダード認定外とされました。

ダックスフンドのクリームに関する犬種標準改正について

この改正によって、クリームを含むカラーが全て認定外とされました。ブラック&クリームも認定外となりました。イエロー、レディッシュ・イエロー、クリームの違いは上記のページに写真入りで説明されています。

筆者の家で暮らすミニチュアダックスフントを飼い始めたころは、クリームは人気カラーとしてペットショップで良く見ました。同じく人気であったゴールドはジャパンケネルクラブの表記ではレディッシュ・イエローです。

ダックスフントの人気カラー、柄、模様とは?

ダックスフントの人気カラーをご紹介しましょう。

レッド

ダックスフントの定番のカラーでもあるレッドは人気の毛色です。飼育されている方はとても多く、お散歩している姿を見かける事も多いのではないでしょうか?

ダックスフントの基本のカラーです。

ブラック&タン、ブラック&イエロー

レッドと同じくダックスフントの定番カラーです。レッドやブラック&タンなどの基本のカラーの組み合わせによってたくさんのカラーが生み出されました。

ブラック&タンの魅力はマロ眉などと呼ばれている目の上のタンです。可愛らしい表情のポイントとなっています。

ブラック&イエローはブラック&タンのタンの部分の色がイエローです。イエローの毛色のため、少し優しい雰囲気になります。

チョコレート&タン

ブラック&タンと同じく2色カラーに分類されています。ベースの色は名前の通りチョコレート色です。鼻の色や爪の色もブラウンで、中にはレバー色と呼ばれるブラウンより薄い色の子もいます。

チョコレートブラウンは個体によって明るさや濃さが違うようです。

ダップル

ダップルは斑模様の事です。シルバーダップルはベース色(ブラック&タン)にシルバーの斑模様が入っています。

ダップルは色素遺伝子の働きで生み出されますが、ダップル遺伝子(マール遺伝子)と呼ばれる脱色の働きをする遺伝子の効果でシルバーの斑模様ができます。

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2019年1月2日

イエロー

イエローは黄味がかった毛色です。レディッシュ・イエローはイエローより赤味がかっています。

以前は白に近いクリーム色もここに含まれていたイエロー系ですが、毛色が薄くなることでメラニン色素の欠乏が起きて遺伝子疾患の可能性が高くなるため、現在はクリームが犬種スタンダードの認定外となりました。

イエロー系も個体によって色の濃淡がある場合があります。また、黒い毛が混じるシェーテッドも存在します。季節によって色が濃くなったり薄くなったりする子もいます。紫外線の影響と考えられています。

ダックスフントの毛色ごとの値段の違いは?

一般的なカラーでは、毛色による大きな値段の違いはありません。現在、ダックスフントの価格はブリーダー、ペットショップによって違いがあったり、レアカラーと呼ばれる珍しいカラーで価格が大きく変わる事もあります。

但しレアカラーは認定外のカラーであること、また遺伝病などのリスクが高まる事を十分に理解しておかなければなりません。色の珍しさで高い金額で取引されることには疑問を感じます。

通常は毛色よりは血統での価格の違いが大きくなっているようです。チャンピオン犬の子どもや孫など血筋によって価格が高くなっている事もあります。

ブリーダーサイトなどで価格を見ると20~35万円と価格の差が大きいです。また、生後3か月程度の子犬が多く、それ以上経過していると価格が下がっていく傾向にあります。

筆者が最初に家族に迎えたダックスフントは、生後5か月の子犬で価格は通常の半分程度に下げられていました。しかし、とても賢い子で筆者にとってかけがえのない存在となってくれました。

ダックスフントの毛色を選ぶ際の注意点は?

ダックスフントの毛色を選ぶ際は、まず飼い主さんの好みで分かれる事になると思います。筆者はダックスフントを3頭飼育していたのですが、レッドが2頭、ブラック&タンが1頭です。

毛色にこだわりはなく、出逢ったときの気持ちで家族に迎えた子たちです。

現在は毛色の種類がとても多いダックスフントですが、毛色を生みだすための繁殖で遺伝子疾患を持った子が誕生しているのも事実です。

毛色を決めて子犬を探すのであれば、毛色によって伴うリスクなどについて十分理解しておく必要があります。

注意が必要なカラー

注意が必要なカラーとしてお伝えしたいのがダップルです。

ダップルは脱色の働きをする毛色遺伝子の作用を利用して生み出されましたが、この作用が内臓などに働くと内臓疾患を持った仔犬が誕生します。

脱色の働きをする毛色遺伝子はダップル遺伝子(又はマール遺伝子)と呼ばれています。繁殖の際にこれらの遺伝子の働きと危険性を理解して行われている事がとても大切になってきます。

その為、ダップル同士の繁殖は「ダブルダップル」と呼ばれ避けなければならないとされています。ダップル特有の脱色の作用が強く出過ぎてしまうことを避ける為です。

レアカラー

レアカラーと呼ばれる毛色も注意が必要です。

例をあげると、チョコレート&タンとしては認定されているのに、単色のチョコレートは認定外となっているなど、チョコレートカラーについても、とても細かく設定されている点です。

犬種スタンダードで認められていない毛色の取り扱いについて

色々な毛色を生みだすために、毛色遺伝子と呼ばれる遺伝子の働きを考えて繁殖が行われていますが、毛色遺伝子の働きは毛色のみではなく、内臓などにも働いてしまう事があります。

淡い毛色を生みだす為の繁殖によって、色素欠乏による内臓疾患、視覚障害、聴覚障害などの障害を持った子犬が誕生しています。

毛色を選ぶ際の注意点

ダックスフントの毛色を選ぶ際に一番注意するべきは、やはり遺伝子疾患の有無でしょう。

しかし残念ながら、仔犬の時には発見できなかった症状が後から出てくる場合もあるため、レアカラーと呼ばれる毛色はおすすめできません。

どうしてもレアカラーを望むのであれば、毛色遺伝子の働きなどについての知識を持っている信頼できるブリーダーの元で誕生した子を迎えるようにしましょう。

PRAについて

繁殖時の遺伝子の働きによって、起こる疾患は個体によって違ってきますが、目の疾患で有名な遺伝病にPRA(進行性網膜萎縮症)という病気があります。

この病気は網膜が委縮し変性して、最後には失明してしまう病気です。発症時期や進行の速度は個体差があります。発症してしまうと進行を遅らせる為の治療をしますが、完治することはありません。

このPRAについては因子を持っていない犬同士の繁殖であれば子供にも発症しない事が確認されています。繁殖の前に両親の因子を確認することで避けられる遺伝病です。

この様な繁殖前の遺伝子検査などをしっかり行っているブリーダーの元で誕生した仔犬は安心して迎える事ができるでしょう。

毛色が増えたための遺伝子疾患

PRAのみではなく、無理な繁殖では生まれる前に命を落とし、死産となる仔犬もいます。ダックスフントは人気犬種のため、繁殖に参加するブリーダーも多くなりました。

また、レアカラーを貴重なものとして望む買い手がいる事で、カラー重視の繁殖が増えてきたと考えられます。家族に迎える子が幸せな一生を過ごせるためにも、健康で安全な仔犬を迎えてください。


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