チワワにおやつを与えてもいいの?時期や量、回数は?

チワワは本来食べることがとても好きな犬種です。しかし間違った与え方をすると、肥満等の様々な病気の原因になります。そこで今回は、チワワに与えるべきおやつの種類や量、時期や回数等、適切な与え方について詳しくご紹介します。

チワワにおやつを与えても大丈夫?

チワワにおやつを与えること自体は悪いことではありません。

一般的に「おやつは必須ではない」「太る上、健康に悪い」等のイメージが定着していますが、おやつを与えることによって飼い主さんと飼い犬のコミュニケーションが取りやすくなります。特に子犬の時期は効果的です。

このようなおやつのメリットをきちんと活かし、愛犬を不健康にさせないために飼い主さんはおやつを適切に与えると良いです。

チワワに与えるおすすめのおやつは?どんな手作りメニューがある?

前述にておやつを与えることは良いこととご紹介しましたが、与えるおやつは何でも良いわけではありません。なるべく愛犬の健康を損ねないよう、飼い主さんはおやつの種類を厳選する必要があります。

以下では、健康に適しているおやつの条件を抜粋しているので、参考にして下さい。

  • 脂肪分が少ない
  • タンパク質が豊富
  • 塩分が控えめ、もしくは含まれていない

おやつの中でも鶏のささみや胸肉(皮を除く)は高たんぱく・低脂質の上、塩分が含まれていないので、おやつとして適しています。一方、牛や豚、鶏モモなどは脂質が多いため、おやつには適していません。

ちなみに、筆者の飼い犬は以前、肥満により腰を痛めたことがあります。そのため現在ではビスケットなどのおやつは控え、脂質を抑えた自家製のビーフジャーキーやスモークチキン等を与えていました。

但し、市販の人間用のジャーキーは犬にとっては塩分が強すぎるので与えてはいけません。小型犬はティースプーン1杯の塩が致死量と言われるので、塩分の過剰摂取には十分に気をつける必要があります。

チワワのおやつは無添加にこだわるべき?

食品添加物は健康に良くないイメージを持たれる人も多いでしょう。

添加物の中には発がん性があると証明されているものや、身体に良くない影響を与えるものがあり、その多くは食い付きや彩りを良くするために加えられていることが多いので、飼い主さんが危険視するのは当然です。

ただ、この説明だけでは絶対に無添加のおやつの方が健康に良いと捉えられがちですが、添加物の中には、食べても身体に悪い影響を与えない天然の添加物もあります。

例えば栄養バランスを良くするためにビタミンやミネラルが添加されたおやつや、食品の酸化を防ぐためにローズマリーが酸化防止剤の代わりに添加されたおやつもあります。

おやつやフードは栄養が豊富なため酸化しやすく、酸化した食品は犬に有害であるため、添加せざるを得ません。ただ、犬用のおやつ等に含まれる添加物は省令により規制されているので、過剰に心配する必要はありません。

但し、基準値以下の有害添加物は含まれているため、肥満も含めて与え過ぎには注意しましょう。パッケージの裏面や側面には原材料と成分表が記載されているので、そちらをチェックするのも良いです。

チワワに与えるおやつの適切な量、回数、時期は?

市販のおやつには、適切な量や回数が体重別で記載されています。ところがチワワの場合は用量を守っていても肥満気味になることがあります。

肥満は様々な病気の原因になるため、決して記載された量より多く与えることはせず、まずは記載された量の半量くらいを目安に与えることをおすすめします。

与える時期については、子犬の時期から毎日おやつを与えることは避けましょう。子犬の時期からおやつを頻繁に与えると主食のドッグフードを食べず、成長に必要な栄養素が不足しがちになります。

しかし、子犬の時期からおやつを用いたトレーニングを希望していたり、食べることでコミュニケーションを取ったりしたい等、おやつを与える目的がある場合は子犬の時期からおやつを与えても良いでしょう。

本来、おやつを与えるのは1歳以降が好ましいのですが、きちんとした目的の下で与えるのであれば、生後3~4ヶ月齢以降に少しずつ与えても問題ありません。

チワワにおやつを与える上での注意点は?

チワワにおやつを与える際にチェックして頂きたいのは、現在与えている主食(ドッグフード)が総合栄養食か否かという点です。

スーパーやドラッグストアでは様々なドッグフードが販売されていますが、中には総合栄養食ではなく、犬の嗜好性を高めることを目的とした副食というフードもあります。

総合栄養食には犬が必要とする栄養素が全て含まれており、AAFCO等の機関が設ける総合栄養食の栄養基準を満たしています。そのため、副食等のおやつは総合栄養食と併せて与えることを前提として製造されています。

もし、飼い犬に与えているフードが総合栄養食でない場合、本来犬にとって必要な栄養素が足りていない可能性が非常に高いので、まずは総合栄養食に切り替える必要があります。

また、フードを切り替える際は直ぐに丸ごと変更するのではなく、初めのうちは今までのフードに総合栄養食を混ぜて与える等の工夫をしましょう。

犬は初めて食べるものに対してとても警戒します。更に、グルメな子の場合は初めて口にした瞬間に不味いと感じると次から口にしません。

飼い犬がスムーズにフードを切り替えられるように、まずは今までのフードと総合栄養食を混ぜて与え、徐々に総合栄養食の比率を増やしていきましょう。

但し、愛犬におやつを与え過ぎたり、与え方が適切ではなかったりすると、肥満や肥満により起こる病気のリスクが高まります。以下では肥満によっておこる病気にについて5種類ご紹介しておりますので、参考にして下さい。

1.関節の疾患

チワワやトイプードル等の小型犬は関節が弱い犬種が多いです。特に小型犬に多いのは、膝関節が生まれつき緩いことによっておこる膝関節の内方脱臼(うちかただっきゅう)です。

生まれつき膝関節が緩い子がおり、その様な子が肥満になると膝に必要以上の負荷が掛かってしまい、内側に脱臼してしまうことがあります。

脱臼すると一般的には手術が適応となりますが、高齢犬は麻酔や手術による負担に耐えられないため、手術を受けることもできません。

また脱臼によって更に膝へ負重を掛けることで起る、膝の前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)の断裂にも注意が必要です。これは膝関節の内方脱臼をした犬の約15~20%に起っています。

飼い犬が獣医師に「膝が緩い」と言われたことがある場合は、肥満と共に膝関節の内方脱臼と膝の前十字靭帯の断裂は記憶に留めておくと良いでしょう。

2.骨の疾患

肥満は背骨にも多大な負荷がかかります。肥満による負荷によって、各々の背骨が変形または隆起してしまう変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう)や椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ)等が起りやすくなります。

筆者が飼育していたミニチュアダックスフンドは以前、特有の体型が原因で背骨を痛め、椎間板ヘルニアを発症しました。チワワは跳ねたり立ったりすることがあるため、肥満により負荷を掛けやすいので注意しましょう。

また背骨の疾患は神経にも影響が出やすく、後肢の麻痺等を起こす原因にもなります。チワワに限らず犬は背骨が痛い時は身体を丸めるため、この様子が見られたら直ぐに獣医師に相談することをおすすめします。

3.心臓の疾患

チワワの心臓疾患で最も多いのは僧房弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)と言われる、心臓の左房と左室の間にある弁の不具合です。

これは軽度であれば特に問題はありませんが、重度の場合や肥満によって心臓への負荷が増加している場合は治療が必要になります。治療は薬で行い、通常一生飲み続けることとなります。

4.内分泌系の疾患

チワワも人間と同じく、肥満が原因により糖尿病になることがあります。これは糖分の過剰摂取によりインスリンの働きが鈍くなるためです。

糖尿病は、軽度の場合は食事や運動で改善しますが、重度の場合は生涯インスリン注射が必要になります。そのため、肥満には十分に注意が必要です。

5.代謝系の疾患

肥満になると肝臓の数値が上がったり、肝臓に脂肪が蓄積したりします。肝細胞は余分な脂肪によって再生できなくなり、更に進行すると肝硬変になります。

肝硬変を回復させることは非常に難しいため、日頃から飼い犬を肥満にさせないよう、食事や運動を適切に行うことはとても大切です。

チワワに人気のおやつ5選!

最近のおやつは「おやつを与えることでさらに健康になる」というコンセプトのものが増えています。折角飼い犬に与えるのなら、身体に良いものを与えたいと考える飼い主さんも多いでしょう。

しかし犬によって好みがある上、いくら健康に良くても食べることを拒否するおやつもあります。そこで筆者がおすすめする犬のおやつを5つご紹介します。

1. 無添加良品 アキレススティック(ドギーマンハヤシ株式会社)

参考:http://www.doggyman.com/?p=showroom&category=1-4-11-%E4%B9%BE%E7%87%A5%E7%B4%A0%E6%9D%90%EF%BC%88%E9%87%8E%E8%8F%9C%E3%83%BB%E7%AD%8B%E3%83%BB%E9%AA%A8%E3%83%BB%E9%AD%9A%EF%BC%89%E3%81%AA%E3%81%A9&id=172

「ペットフードはドギーマン」のCMソングでお馴染みのドギーマンハヤシが提供する無添加の鳥筋肉のみを使用したこのおやつは、「低カロリー」「低脂質」「高タンパク」です。

さらに噛み応えがあるため歯や歯茎にも良い影響を与える上、ストレス解消にもなります。

犬の歯の病気は意外と多く、悪化すると呼吸器系の疾患につながることもあるため、このようなおやつを日頃から与えて歯や歯茎を鍛えると良いでしょう。

2.PETKISS 食後の歯みがきガム(ライオン商事株式会社)

参考:http://www.lion-pet.jp/product/petkiss/oral_syokugo_k.htm

こちらは豊富に含有された繊維やスクラブ等により、犬の歯垢を落とすことを目的としたおやつです。

歯垢は歯石に変化すると大変落ちにくく、ひどい時は全身麻酔をかけて除去しなければならないため、歯ブラシやガムで落とせる歯垢の段階で、歯のケアを日頃から継続的に行うことがとても大切です。

歯磨きガムをおやつとして与えることは、歯ブラシをさせてくれない子や苦手な飼い主さんには大変手軽にできるデンタルケアなので、日々の習慣に加えてみてはいかがでしょうか。

3. シーフードジャーキー まぐろ(ドギーマンハヤシ株式会社)

参考:
http://www.doggyman.com/?p=showroom&category=1-4-6-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%BC%E9%A1%9E&id=18

このジャーキーはお肉ではなくマグロを原料に用いています。そのため、低脂質・高タンパクなので魚特有の成分であるDHAやEPAを積極的に摂取できます。

また、対象年齢は生後2ヶ月から高齢犬と設定されているので、多頭飼いをしているご家庭でも使いやすいおやつです。

但し、着色料や発色剤が含有されているので、日々のおやつではなく、ご褒美やイベント等に稀に与えることをおすすめします。

4. スモーク風 牛のヒズメ(大塚商事)

参考:
https://www.amazon.co.jp/dp/B001URE8PU/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_g5SnCbXBGAH28

この商品はおやつというよりもおもちゃに近いのですが、歯と歯茎を大変鍛えることができます。また齧る(かじる)ことによって満腹中枢が刺激されるため、筆者は飼い犬にダイエット中のおやつとして与えていました。

但し、このまま与えると歯や歯茎への刺激が強い様子が見られたため、チワワには丸ごと与えず、食べやすいサイズに砕いてから食べさせることをおすすめします。

5. シーザー ささみ・キャベツ・安納芋入り コロコロキューブ(マース ジャパン)

参考:https://www.cesar-club.com/jp/products/snack/#c2

この商品は高タンパクのささみに加え、食物繊維が豊富な野菜を原料としています。1つずつキューブ状に小さくカットされているため、チワワでも食べやすいです。そのため、ちょっとしたご褒美に適しています。

しかしチワワの中には野菜や芋を嫌う子もいるため、好き嫌いが別れるおやつです。

チワワは食いしん坊な性質のため、与えた食べ物は全て食べようとします。筆者の飼い犬のチワワは大食漢で、犬に関する知識が無い時はたくさん食べさせてしまい、お腹を痛くさせたこともありました。

老後の健康も考慮し、チワワにおやつを与えるときは量や回数に注意して与えて下さい。